田中式形数療法とは?

はじめに(従来の整骨院の施術について)

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整骨院というと“骨つぎ”か“針灸”といったイメージをおもちの方が、一般的なのではないでしょうか。たしかに、現在でも針灸、指圧、電気療法、ダイオード施術などが行われていますが、 そうした施術方法の基本は痛みに対して刺激を与える方法です。与える刺激が、刺激を必要とする場所に必要な量だけ供給されるのが望ましいわけですが、熟練の先生をもってしても、 なかなかむずかしいというのが現状かと思います。

私も長年、刺激を与える施療を行ってきました。それで、痛みがとれたり、患部が回復したりしていくわけですが、全患者さんがそうとは限りませんでした。最善の手を尽くしているのに、 思うような経過がみられないと、施術者として枕を高くして寝ているわけにはいきません。
“もっとピンポイントで直せる施術はないか?”そう考え、試行錯誤をくりかえし、行き着いたのが『田中式形数療法』でした。


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痛みの場所、原因、強さを徹底的にさぐる

では、『田中式形数療法』についてご説明いたしましょう。整骨院に限らず医者は患部や痛みの原因を突きとめて、その痛みに合った手術なり投薬を行って回復をはかっていきます。 『田中式形数療法』も、手順はまったく同じです。①痛みの場所を特定する②痛みの原因をさぐる③痛みの強さを測るという、過程の作業があります。

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『田中式形数療法』では、足関節の裂隙を右上・右下・左上・左下の4つに分けて調べていきます。右上に反応が出れば1~460の患部に絞られ、さらにそれを細かく見ていきます。 (※参照「痛みの種類分け」)同じ炎症でも、いくつか種類があります。
それでは痛みの強さを何で鑑別していくかというと、これは1981年に大村恵昭教授が発表されたオーリングテストを採用しています。オーリングテストは臓器異常診断や薬物適合診断等に使われていて、 誤診や副作用を防ぐことができるといわれています。『田中式形数療法』では、このオーリングテストで患部の痛みを点数で表していきます。


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痛みのポイントに施術用テープを貼る

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痛みの場所や強さが特定できた、痛みの種類を知ることができたら、針施術の名医といわれる先生の施術を見てきてわかったことですが、 刺す針の深さや強さがうまくコントロールされています。針を打つ場所はもちろんですが、ここというツボに最適な刺激を送って施術されるわけです。

その“最適な刺激”を経験とか勘によって導き出すのではなく、より科学的な方法で求めることができれば…というのが『田中式形数療法』の大きな課題でありました。今でもそうですが、 マラソンや駅伝選手が足や手にスパイラルテープというのを貼っているのをご存知でしょうか。

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私はテープの形状や模様などを研究し、“最適な刺激”を与える基となる形数を導き出すことに成功しました。 三角や四角などさまざまな図形がありますが、図形によって刺激量が異なり、痛みに対して最適な刺激量をもつテープを貼ることで施術していくのです。皮膚に貼ったテープが、皮膚感覚器を介して 脊髄を通り脳に伝達され、脳から痛みの根源に刺激を与えて施術します。


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※参照「痛みの種類分け」

直接的施術・間接的施術→痛みの種類分析→副交感神経の処置→ストレスから来る痛み(心的要因)→局所

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